この記事では、SharePointリストに画像表示することでリストをカードのように表示させるギャラリービューを説明します。
本記事の内容
- 画像表示
- ギャラリービューの設定
- Microsoft Listsで表示
この記事を書いた人
この記事を書いている私は、手順通りにMicrosoft365のアプリケーションを覚えることができる電子書籍をKindle出版しています。
この記事は、Power Automate活用術の在庫管理の続きになります。
本の紹介
はじめて自動化する入門編の電子書籍です。プログラミングの知識が無くても、ノンコーディングで文字を組み合わせるように自動化ツールが作成できるアプリケーションです。また、スマートフォンを組み合わせて使用できることから、汎用性が高いアプリケーションです。
Excelで管理している人は、SharePointの管理に切り替えて自動化してください。
画像表示
SharePointリストに画像を追加することで商品がわかりやすくなります。
画像表示の方法は、2通りあります。
- ハイパーリンク
- 画像追加
ハイパーリンク
ハイパーリンクを使って画像を表示する場合は、チームサイトの画像ライブラリを使います。
コミュニケーションサイトには、画像ライブラリがありません。
作成の順番
- チームサイトに画像ライブラリを作成
- リストにハイパーリンクを追加
- 画像ライブラリのリンクを追加
SharePoint画像ライブラリを作成
step
1アプリの追加
①SharePointサイトの右上の「歯車マーク」→「アプリの追加」をクリック
②「画像ライブラリ」をクリック
step
2名前をつけて作成
③名前に「在庫リスト画像」と入力し、「作成」をクリック
④サイトコンテンツが表示されるので、「在庫リスト画像」をクリックして開く
step
3画像を追加
⑤「ドラッグ・アンド・ドロップ」もしくは、「アップロード」→「ファイル」で画像ファイルを追加。
※画像は、PNG(背景透明化)で作成するとギャラリーでカードにした時にキレイに表示されます。
表示するのに重くなるのでハイパーリンクの画像は、できるだけ軽くして下さい。
画像サイズは、JSONの書式設定で変更できるので統一する必要は、ありません。
SharePointリストにハイパーリンクを追加
step
1リストを開く
①SharePointリストを開く
step
2列の追加
②「列の追加」→「ハイパーリンク」をクリック
③名前に『画像URL』と入力し、「保存」をクリック
step
3ハイパーリンクを画像表示に設定
④右上の「歯車のマーク」→「リストの設定」→「画像URL」をクリック
⑤URLの形式を「画像」を選択
⑥列の書式設定に下記JSONを追加し、「OK」をクリック
"elmType": "img",
"style": {
"width": "100px"
},
"attributes": {
"src": "@currentField"
}
}
JSONの画像サイズは、ピクセル表示です。
次の画像では、PNGで1000px正方形を使用しています。
SharePoint画像ライブラリのリンクを追加
step
1画像ライブラリのリンクをコピー
①画像ライブラリ「在庫リスト画像」を開く
②画像を選択し、「共有」、「リンクを知っている◯◯◯◯のユーザー」→「適用」→「リンクのコピー」をクリック
③「コピー」をクリックし、URLをコピーする
step
2画像URLを追加
④アイテムを選択し、「編集」→画像URLにコピーした「URLを貼り付け」→「保存」をクリック
step
3画像URLを追加
⑤①〜④を繰り返し、全ての画像をアイテムに追加
画像ライブラリのリンクコピーは、基本的には、同じサイト内に作成すれば、リンクコピーだけでURLは、コピーできます。
コミュニケーションサイトに作成してしまった場合は、この方法で行って下さい。
画像追加
もう一つの方法は、列の追加で画像を選ぶ方法です。
この方法の場合、ギャラリーでカードにした時はキレイに表示されますが、リストでは、キレイに表示されません。
ギャラリーでのみ表示させる場合は、こちらの方が簡単です。(画像は、背景透明化PNG、GIF推奨)
作成の順番
- リストに画像を追加
SharePointリストに画像を追加
step
1列の追加
①SharePointリストを開く
②「列の追加」→「画像」をクリック
③名前に『画像』と入力し、「保存」をクリック
step
2画像の追加
④アイテムを選択し、「編集」→「画像の追加」→「画像を選択」→「保存」をクリック
step
2画像の追加
⑤④を繰り返し、全ての画像をアイテムに追加
ハイパーリンクの画像と比べると背景が黒くなっていますが、ギャラリーのカードで表示した時は、キレイに表示されます。
JPEGの場合は、背景色になりますが、ギャラリーではキレイに表示できません。
ギャラリービューの設定
画像表示させたリストをギャラリービューで表示させます。
ハイパーリンクの画像と画像追加のギャラリービューは、同じになります。
カード デザイナーを使ってギャラリービューを見やすくしていきます。
SharePointギャラリー(カード デザイナー)
step
1ギャラリーを選択
①SharePointリストを開く
②右上の「すべてのアイテム」→「ギャラリー」をクリック
※ギャラリーで背景が透明化されてキレイに表示されていることを確認します。
step
2ビューの編集
③右上の「すべてのアイテム」→「現在のビューの編集」をクリック
④「注文数量」「注文計算」「注文状況」「注文チェック」のチェックを外し、「OK」をクリック
※表示させる必要がない列を非表示にする
step
3ビューの書式設定
⑤右上の「すべてのアイテム」→「現在のビューの書式設定」をクリック
⑥「カードデザイナー」をクリック
step
4ビューに名前をつけて保存
⑦右上の「すべてのアイテム」→「ビューに名前をつけて保存」をクリック
⑧『View』と入力し、「保存」をクリック
※これをパブリックビューにするにチェック
⑨「すべてのアイテム」→「現在のビューを規定値として設定」をクリック
⑩「ギャラリー」と「View」が選択された状態で「ビューに名前をつけて保存」→「保存」をクリック
※ブラウザを更新して常にギャラリーのカードで表示されることを確認。
ギャラリービューができたことで、リストが見やすくなりました。
Microsoft Listsで表示
Microsoft ListsがTeamsアプリで使えるようになりました。
Teamsのチャネルにリストを表示させることで、Teams内で仕事が完結できます。
Teamsチームチャネルにタブ追加
step
1チームチャネルを開く
①Teamsデスクトップアプリを開く
②「チーム」→「チームのチャネル」→タブを追加「+」→「Lists」をクリック
③「保存」をクリック
step
2リストを追加
④「既存のリストを追加」→「在庫」をクリック
step
3リストを追加
⑤SharePointリストと同じビューで表示される
チームのチャネルにタブを追加することで、リストをすぐ確認することができます。
このような在庫管理リストを表示するのであれば、リストを選択して「会話」を使って「ノートの在庫が無いので補充して下さい。」とアイテムを添付してチャネルに投稿することもできます。
まとめ
今回は、SharePointリストに画像表示させる方法、ギャラリービューを説明しました。
SharePointのアップデートでギャラリービューが使えるようになったり、Teams内にMicrosoft Listsが追加されたりと知らないうちに機能が増えています。
今後、Teams内でSharePointサイトが表示できるようになるとの情報もあります。
すべての仕事をTeams内で行えるようになれば業務効率にも繋がりますね。
また、アプリ連携をPower Automate(自動化)で積極的に行うことで、もっと業務効率できます。
記事の冒頭でも紹介しましたが、自動化ツールは、簡単にできます。
新しい機能は、すぐに使ってみましょう。
この記事は、Power Automate活用術の在庫管理の続きになります。
Kindle Unlimitedを使ったことが無い方は、初回30日無料で読むことが出来ます。
本の紹介
はじめて自動化する入門編の電子書籍です。プログラミングの知識が無くても、ノンコーディングで文字を組み合わせるように自動化ツールが作成できるアプリケーションです。また、スマートフォンを組み合わせて使用できることから、汎用性が高いアプリケーションです。
Excelで管理している人は、SharePointの管理に切り替えて自動化してください。